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2019.11.06

ニュース

海外に学ぶ AIビジネスが先導するスタートアップ 札幌(北大)とイスラエルの現場から語る

■開催日時:2019年10月16日(水)17:00〜18:30
■開催場所:space360(札幌市中央区南1条西6丁目20番地1 ジョブキタビル8階)
■主催:一般社団法人さっぽろ産業振興財団
■共催:一般社団法人さっぽろイノベーションラボ
■講師:Insight Lab Israel, Inc. Branch Manager 中島アザル直美、
    
北海道大学大学院 情報科学研究院・教授 川村秀憲

2019年10月16日(金)、space360(スペース・サン・ロク・マル)で、SAPPORO AI LABスタートアップセミナーを開催しました。
今回は、イスラエル在住の中島アザル直美さんが、スタートアップネイションとして注目されているイスラエルの価値観やスタートアップ事情について話しました。

スタートアップシティサッポロプロジェクト

セミナー開催にあたり、北海道大学大学院 情報科学研究院・教授 川村秀憲さんが、札幌市が取り組むSTARTUP CITY SAPPOROについて触れ、「スタートアップシティ=札幌で、イスラエルの最先端のスタートアップについて中島さんに話をしてもらいます」とあいさつがありました。


▲北海道大学大学院 情報科学研究院・教授 川村秀憲さん

また、札幌でスタートアップ=ベンチャー企業をつくる、創業支援・起業家育成の事例として、川村さんと一緒に取り組んでいる企業を紹介しました。

イスラエルはなぜスタートアップネイションと呼ばれるのか

「スタートアップネイションの前に、皆さんの持つイスラエルのイメージは?」と話し始めた中島さん。

イスラエルは、怖い印象やテクノロジー大国と呼ばれるイメージとは、実は全く違うと中島さんは言います。

イスラエルの地理的位置づけ、歴史、民俗、文化、宗教など、現地在住ならではのリアルな情報で、イスラエルを紹介しました。


▲Insight Lab Israel, Inc. Branch Manager 中島アザル直美さん。1973年生まれ、大学卒業と同時に、単身イスラエルへ渡る。在イスラエル日本大使館、国際協力機構(JICA)テルアビブオフィスでの勤務を経て、2017年、イスラエル―日本をつなぐ個人コンサルタント事務所、Tsometを設立。2018年、Insight Lab Israel のローカルマネージャーとしてInsight Lab Israelの設立に携わる

それらをふまえて、イスラエルにR&D(Research and Development)拠点を置く、Google、インテル、アップル、IBMなどの世界企業がとても多いこと、そして今、私たちが当たり前のように享受しているUSBやインスタントメッセンジャー(LINEなど)、モービルアイ(自動運転)などの発明や開発は、イスラエル発祥であることを紹介しました。

イスラエルは、どうしてこのような状況になったのか、なぜそれができるのか

イスラエルがこのようになった理由について、そして、どうしてこういうことができるのか、中島さんの話は続きます。

 

「資源がない、歴史がない、国土が狭い、周りは敵ばかり。どうすれば生き残れるのか、常に何かをしていなければ国がなくなるという危機感がイスラエルにはある」と中島さん。

政府は、民間学軍が一体となってベンチャーに力を入れているのを支援しているそうです。

 

中島さんは「そういうことができたのは、ピンチをチャンスに変える力、マイナス要素をプラスに変える力がイスラエルにはあるから」と言います。

「敵国に囲まれている状況は、最新テクノロジーを使った国防に結びつき、狭い国土と移民の国という状況は、ベンチャーには重要。18歳になると男女とも徴兵され、国の存続にかかわること、生死にかかわる実戦の世界で生きることになる。軍隊で一緒になった人のつながりは強く、軍事技術の民間転用など話が通じやすい」と、日本とは全く異なる環境下での価値観の違いについて話してくれました。

なぜそれを、私たちが語るのか

日本とイスラエルの考え方、価値観の違いについて中島さんは言います。

「イスラエルでは、間違った意見でも言うことが大切。日本はやり方ありきだけど、イスラエルはやり方なんかどうでもよく、結果がすべてでそこにたどり着くなめならどんなことでもする。課題解決に向けて、日本がいかに向きかっていないか、対比するとそれが日本の弱点では」と中島さん。

 

間違ってでも意見を言うイスラエルは失敗には寛容で、日本は型を学ばないと進まないがイスラエルには全そういうものは全くない。良いところ悪いところ、双方にあるけれど、日本とイスラエルは考え方が真逆であり、足して2で割るとちょうどいいのかもしれないが、課題に向き合う時は「自分ごと」として考えてほしい、と中島さんは話を結びました。

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